谷崎潤一郎 『鍵』 ―――」と云う。 「私は昔から日記なんか附けていません、そんなこと、あなた知ってはるやありませんか」と、私はわざと意地悪く空とぼけてやる。 すると口辺に力のない薄笑いを浮かべて、「あゝ、そうだったか、分ったよ」という風に頷いている。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア