すぐに私は、書棚の蔭に隠してある日記帳を取り出して、念のために調べてみたが、セロファンテープで封をしておけばよかったのであるが、まさかそこまで用心深くはしなかったので、盗み読まれていたにしても、証拠を見付けようはなかった。
―――いや、やっぱり自分の疑心暗鬼に過ぎないのだ、と、私はそうも思い直してみた。
自分は少し気を廻し過ぎた、日記帳を二つに分けたこと、後の部分が二階の書棚に隠してあること、等々を、彼らがどうして知るはずがあろう。
すぐに私は、書棚の蔭に隠してある日記帳を取り出して、念のために調べてみたが、セロファンテープで封をしておけばよかったのであるが、まさかそこまで用心深くはしなかったので、盗み読まれていたにしても、証拠を見付けようはなかった。
―――いや、やっぱり自分の疑心暗鬼に過ぎないのだ、と、私はそうも思い直してみた。
自分は少し気を廻し過ぎた、日記帳を二つに分けたこと、後の部分が二階の書棚に隠してあること、等々を、彼らがどうして知るはずがあろう。