誰しも老年になると、若い人からちょっとしたいたわりの言葉をかけられても、つい嬉しさが身にこたえてほろりとするものであるのに、まして生れつきおめでたい、気の弱い国経なのである。
殊に相手は甥と云っても、天下の一の人であり、昭宣公の跡を継いで摂政にも関白にもなるべき人であるのが、さすがに骨肉の親しみを忘れず、何の取柄もない老いたる伯父に斯くまで眼をかけてくれるとは。
「やっぱり長生きはするものですね」
誰しも老年になると、若い人からちょっとしたいたわりの言葉をかけられても、つい嬉しさが身にこたえてほろりとするものであるのに、まして生れつきおめでたい、気の弱い国経なのである。
殊に相手は甥と云っても、天下の一の人であり、昭宣公の跡を継いで摂政にも関白にもなるべき人であるのが、さすがに骨肉の親しみを忘れず、何の取柄もない老いたる伯父に斯くまで眼をかけてくれるとは。
「やっぱり長生きはするものですね」