谷崎潤一郎 『少将滋幹の母』 何も彼もあなたに進ぜます。 ………わたしには此の人さえあれば………」 そう云って老人は又自分の顔を妻の顔から遠ざけながら、妻の額の上にかゝる髪の毛を掻きのけ、その目鼻だちへ燈火のあかりがほんのり当るようにした。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア