北の方がなお気を付けて見ていると、左大臣はさっきから時々ちら/\と御簾の方へ流眄を使う。
それも最初は遠慮がちな眼つきで、こっそり偸むように視線を投げ、すぐ又しらを切っていたが、酔いがすゝむに従ってその眼づかいが大胆になり、いかにも様子ありげな、色気たっぷりな表情をたゝえて見るのであった。
我が門を
北の方がなお気を付けて見ていると、左大臣はさっきから時々ちら/\と御簾の方へ流眄を使う。
それも最初は遠慮がちな眼つきで、こっそり偸むように視線を投げ、すぐ又しらを切っていたが、酔いがすゝむに従ってその眼づかいが大胆になり、いかにも様子ありげな、色気たっぷりな表情をたゝえて見るのであった。
我が門を