谷崎潤一郎 『少将滋幹の母』 と、さっき屏風の彼方で嗅いた、あの甘いほのかな薫りが今はしたゝか咽せ返るように鼻を撲つのであった。 女はその時までなお扇をかざしていたが、 「憚りながら、もうわたくしのものにおなりになったのですよ。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア