「すけまさ」と云うのは二男の佐理のことであるが、これはあの行成や道風と並び称せられた能書家の佐理とは違う。
敦忠集に依ると、佐理の母は佐理を生んで死去したので、子は小母のところに預けられて、「あづま」と云う幼名で呼ばれていたが、あづまが二つになった時に敦忠がその子を見に行って、たいそう泣いて、下のような歌を詠んだ。
むつごともまだいひ出でゞ別れにし
「すけまさ」と云うのは二男の佐理のことであるが、これはあの行成や道風と並び称せられた能書家の佐理とは違う。
敦忠集に依ると、佐理の母は佐理を生んで死去したので、子は小母のところに預けられて、「あづま」と云う幼名で呼ばれていたが、あづまが二つになった時に敦忠がその子を見に行って、たいそう泣いて、下のような歌を詠んだ。
むつごともまだいひ出でゞ別れにし