谷崎潤一郎 『少将滋幹の母』 滋幹は、父がどう云う動機から酒を断つに至ったのか、その間の事情を詳かにしないのであるが、彼がそれに気が付いたのは、 「お父さまは近頃殊勝におなりなされて、一日しずかにお経を読んでいらっしゃいます」 と、乳人が彼に語ったことがあるからであった。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア