谷崎潤一郎 『途上』 すると、今度は秋になって例の流行性感冒がはやり出して来て、筆子さんはそれに二度もお罹りになった。 即ち十月に一遍軽いのをやって、二度目は明くる年の大正八年の正月のことでしたろう。 その時は肺炎を併発して危篤な御容態だったと聞いております。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア