谷崎潤一郎 『途上』 あの時分、奥さんは大患いをなすった後で、まだ医者に見て貰う必要があって、一日おきに芝口のお宅から万世橋の病院まで通っていらしった。 それも一と月くらい通わなければならないことは最初から分っていた。 そうしてその間はいつも乗合自動車へお乗りになった。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア