その時分細君は大分よくなっていたから、もう看護婦も付いてはいませんでしたが、まだ一週間ぐらいは夫と別の部屋に寝ている必要があったのです。
で、夫は或る時偶然にこう云うことを発見しました。
―――細君は、夜眠りに就く時は火の用心を慮って瓦斯ストオブを消して寝ること。
その時分細君は大分よくなっていたから、もう看護婦も付いてはいませんでしたが、まだ一週間ぐらいは夫と別の部屋に寝ている必要があったのです。
で、夫は或る時偶然にこう云うことを発見しました。
―――細君は、夜眠りに就く時は火の用心を慮って瓦斯ストオブを消して寝ること。