谷崎潤一郎 『春琴抄』 寺男が示した今の小さな墓標の前へ行って見ると石の大きさは琴女の墓の半分くらいである。 表面に真誉琴台正道信士と刻し裏面に俗名温井佐助、号琴台、鵙屋春琴門人、明治四十年十月十四日歿、行年八拾三歳とある。 すなわちこれが温井検校の墓であった。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア