谷崎潤一郎 『吉野葛』 が、建物の古い割りに、どこの家でも障子の紙が皆新しい。 今貼りかえたばかりのような汚れ目のないのが貼ってあって、ちょっとした小さな破れ目も花弁型の紙で丹念に塞いである。 それが澄み切った秋の空気の中に、冷え冷えと白い。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア