襖の隙から納戸の方を窺うと、そこはいまだに床板のままで、急にそちらへ押し込めたらしい農具がごたごたに片寄せてある。
床の間には既に宝物の数々が飾ってあって、主人はそれらの品を一つ一つ、恭しく私たちの前に並べた。
「菜摘邨来由」と題する巻物が一巻、義経公より拝領の太刀脇差数口、及びその目録、鍔、靱、陶器の瓶子、それから静御前より賜わった初音の鼓等の品々。
襖の隙から納戸の方を窺うと、そこはいまだに床板のままで、急にそちらへ押し込めたらしい農具がごたごたに片寄せてある。
床の間には既に宝物の数々が飾ってあって、主人はそれらの品を一つ一つ、恭しく私たちの前に並べた。
「菜摘邨来由」と題する巻物が一巻、義経公より拝領の太刀脇差数口、及びその目録、鍔、靱、陶器の瓶子、それから静御前より賜わった初音の鼓等の品々。