谷崎潤一郎 『吉野葛』 こうして二三年を過すうちに祖母が死んだ。 その、祖母が亡くなった後のある日のことである。 形見の品を整理しようと思って土蔵の中の小袖箪笥の抽出しを改めていると、祖母の手蹟らしい書類に交って、ついぞ見たことのない古い書付けや文反古が出て来た。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア