彼女はおり/\、傍の机の上から香炉を取って、それで髪の毛を薫きしめる。
それから、髪を結い上げて、元結を結んでしまうと、それが一つの作法だと見えて、櫛の峰の方で、首の頂辺をコツコツと軽く叩くのである。
法師丸はそう云う彼女をたまらなく美しいと感じた。
彼女はおり/\、傍の机の上から香炉を取って、それで髪の毛を薫きしめる。
それから、髪を結い上げて、元結を結んでしまうと、それが一つの作法だと見えて、櫛の峰の方で、首の頂辺をコツコツと軽く叩くのである。
法師丸はそう云う彼女をたまらなく美しいと感じた。