谷崎潤一郎 『武州公秘話』 彼は何か知ら、初陣の武士が感ずる胸の高鳴りと武者ぶるいを覚えた。 彼の眼の前には、あの美女の笑顔と、鼻の缺けた幾つもの首とがちらついていた。 少年がその山路へかゝったのは、今の時刻で云えば夜中の二時頃のことだった。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア