建物のうしろへ廻ってみると、裏手が厩になっていて、大将の乗馬らしい五六頭の馬が繋いであり、今はそれらの馬さえも安らかに眠っているのである。
法師丸は全く思いも寄らなかった功名の機会が、不意に我が手に委ねられているのを感じた。
彼の目的は女首を得ることにあって、必ずしも大将の首を要しない訳だ。
建物のうしろへ廻ってみると、裏手が厩になっていて、大将の乗馬らしい五六頭の馬が繋いであり、今はそれらの馬さえも安らかに眠っているのである。
法師丸は全く思いも寄らなかった功名の機会が、不意に我が手に委ねられているのを感じた。
彼の目的は女首を得ることにあって、必ずしも大将の首を要しない訳だ。