尤も上段の間の御簾のかげまでお出ましになって、とき/″\臣下にお言葉の下ることはある。
しかし仰っしゃることが一層微かで聴き取りにくゝなり、声音も多少変っているので、換え玉ではないかと云う疑いを抱く者があり、自然不吉な臆測を廻らす者も出来て来ると云う始末。
そうなると河内介も、自分の手術の結果について不安を感ぜずにはいられなかった。
尤も上段の間の御簾のかげまでお出ましになって、とき/″\臣下にお言葉の下ることはある。
しかし仰っしゃることが一層微かで聴き取りにくゝなり、声音も多少変っているので、換え玉ではないかと云う疑いを抱く者があり、自然不吉な臆測を廻らす者も出来て来ると云う始末。
そうなると河内介も、自分の手術の結果について不安を感ぜずにはいられなかった。