谷崎潤一郎 『武州公秘話』 しまいにその手が団扇で頭をおさえつけると、頭は慌てゝ団扇の下から飛び出そうとする。 団扇がばた/\と頭を叩きつけながら、逃げると又すぐに掴まえる。 それが、蛍と人との迫いつ追われつする様を写して、一人の男の藝当とは思えないほど巧いのであった。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア