教育家ともあろうもんが、何ちゅう卑劣な、……けど、わたしでしたらどんなこといわれようとちょっとも構めしませんけど、あんたこそお嫁入り前の身イで、そんな悪辣な人たちの罠にかからんように気イ附けなさいや」と、こっちからあれこれと慰めたげましたら、「きょうはあんたにすっくりお話すること出来て、ほんまにええことしました。
こいでようよう胸すッとしました」いわれて、「あのう、こうして二人で話やかいしてたら、またなんやかんやいわれますから、こんだけにしときまひょなあ」と笑いなさるのんです。
「折角友だちになったのんに名残り惜しいですなあ」と、わたし何や、ほんまにそんな気イしまして暫くもじもじしてました。