レターペーパーは一面に極くうすい緑で蔦の葉が刷ってある上に銀の点線で罫が引いてある。
夫人の筆蹟はペン字であるが、字の略しかたにゴマカシがないのを見れば相当に習字の稽古を積んだものに違いなく、女学校では能筆の方だったであろう。
小野鵞堂の書風を更に骨無しにしたような、よくいえば流麗、わるくいえばぬらりくらりした字体で、それがまた不思議なくらい封筒の絵とぴったり合っている。
レターペーパーは一面に極くうすい緑で蔦の葉が刷ってある上に銀の点線で罫が引いてある。
夫人の筆蹟はペン字であるが、字の略しかたにゴマカシがないのを見れば相当に習字の稽古を積んだものに違いなく、女学校では能筆の方だったであろう。
小野鵞堂の書風を更に骨無しにしたような、よくいえば流麗、わるくいえばぬらりくらりした字体で、それがまた不思議なくらい封筒の絵とぴったり合っている。