……」「ふん、そうか、そんなんやったら止めてもええなあ」と、夫は感謝の籠った眼つきでそういうたもんの、またなんや知らん物足らんような、気の毒そうな恰好で、「そやけど、なんにもあんな学校に限ったことあれへん、絵エ習いたかったら研究所いでも行ったらどやねん?
僕かって毎朝一緒に出かけた方がええしなあ」いうてくれますねん。
そんでも「うちもうどっこも出とないわ、何処行たかてどうせロクなこと覚えへんねよって」いうて、自分ではその日から一廉のハウスワイフになったつもりで、一日家の中で一所懸命仕事しました。