そしたら院長さん暫く考えてて、こないな事はお医者さんやのうても、経験のあるしろとの方がかいって手軽うに埒ようやれる、西洋の女やらはこないこないして、人の手エ借らんと自分で始末してしまうのんが常識みたいになってるさかい、私が熟練してるのんならいっそ私にしてもろたらええのやけどいうたりして、とにかく事件がむずかしなっても私が責任負うてくれたら手術したげる、それがイヤやったら本貸したのんが災難やと思てどないぞしてくれたらどやろ。
お医者さんと違て私やったら知れる心配も少いし、知れたとこで大した問題になれへんやろ。
――そないいわれたんやと、まあ光子さんはいうのんです。