私はコップに水酌んで来て、えらい暴れてて飲まされしませんのんを無理におさえつけながら口移しに飲ましたげると、おいしそうに喉をぐいぐいいわしながら、飲んでしまうとまた、「くるしい、くるしい」いうて、「姉ちゃん、後生やよってにあての背中の上い載ってぎゅッと押してエな」いうたり、何処を揉んでほしい、彼処を撫でてほしいいうのんで、いわれる通り揉んだりさすったりするのんですけど、ちょっと直ったか思うとまた直ぐ「痛い、痛い」いうて、なかなか治まりそうもあれしません。
そんで暫くでも楽になったあいだには、「ああ、ああ、こんな苦しい目エに遇うのんもみんな姉ちゃんの罰やなあ。
……これで死んだら姉ちゃんかってもう堪忍してくれるか知らん」と、独りごとのようにいうてさめざめ涙流すのんです。