それも男やったら自分一人や、女やったら私だけやいう工合に考えたら、世の中に自分らほど幸福なもんあれへんやないか。
二人ともそない思て、その幸福いつまででも自分らだけが握ってて外の人に取られんようにしたらええのんやいうて、「どないです、お姉さん」いいますよって、「あんたさいその気イなら、私かて約束守ります」いいましてん。
「僕、お姉さん味方になってくれなんだら、ぱっと世間に知れ渡るようにして、自分もあかんようになる代り、お姉さんかてあかんようにしたげよ思てたのんですけど、それ聞いてほんまに安心しました。