……」そいで光子さんは、計略にかかったいうことに気イつきなさったら、忌ま忌ましいてならんとこい、それからちゅうもんもう邪魔なもんないようになったのんでなおのことひつこうに附き纏て、何ぞいうたら「あんたこそうそつきや、巧いこというて僕欺してたやないか」いうて、私とのこといつまででも根エに持って、「きっとあんなことぐらいで絶交するはずあれへん、今でも何処ぞで会うてんとは限らん」いうて、自分で会わさんようにしといたくせに、何処までも疑がわんといられん性質やのんか、それともわざと空惚けてそんな嫌がらしいうのんか、「あんたも男らしいもない、済んでしもた事そないくどくどいわいでもええ」いいなさっても、「いやいや、済んでしもたことやない、きっとあの人に僕の秘密知らしたあるやろ」いうて、ほんまのとこはそれ一番恐がってて、私に知れたら復讐的にどんな妨害するか分れへんいいますのんで、「邪推もええ加減にして欲しい。
あんたちゅうもんあることさい隠してたのんに、なんでそんなことしゃべる隙あるやろ。
あんた姉ちゃんに会うたんやったら大概様子で分ったやろのんに。