そんな話してる間に、朝の八時頃になるときっと電話かかって来て、「さあ、もう起きないかんし」いわれて、夫は睡たい眼エ擦り擦り起されてしもて、しョことなしに事務所い出て行くか、よっぽど睡とうて溜らん時でも、「八時過ぎたらあんたは寝室にいてることならん」いわれてますのんで、下の部屋い来て縁側の籐椅子か何ぞで寝んなりません。
そないな工合で、私は何時まででも寝てられましてんけど、夫の方は一層疲れかた非道うて、事務所い行たかて頭役に立てしませんさかい、自分は休みたいのんですが、あんまり休むと「姉ちゃんの傍にばっかりいてたがる」いわれますよって、大概の日イは用事あってものうても「昼寝しに行て来る」いうて出かけますねん。
私はその時分から「光ちゃんうちのこと何にもいわんと、あんたのことばっかり、ああしたらいかんこうしたらいかんいうやないか。