谷崎潤一郎 『蓼喰う虫』 「あんまり親孝行にもならなかったわね」 道頓堀の夜の灯の街へ吐き出されたとき、美佐子はほっとしたように云って、それには答えず戎橋の方へ足を向けかけた夫を呼んだ。 「あなた、そっちじゃあないことよ」 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア