二頭の犬は噛み合いをしない程度の隔たりを置いて、その梅の幹へそれぞれつながれているのである。
ピオニーの方もリンディーの方も吠え疲れたと云う形で、スフィンクスのような姿勢で下腹をぺったり土へつけたまま、向い合って睨めくらをしていた。
梅の枝が幾つも交錯しているのではっきり見定めにくいけれど、夫は洋館のヴェランダにいるらしい。
二頭の犬は噛み合いをしない程度の隔たりを置いて、その梅の幹へそれぞれつながれているのである。
ピオニーの方もリンディーの方も吠え疲れたと云う形で、スフィンクスのような姿勢で下腹をぺったり土へつけたまま、向い合って睨めくらをしていた。
梅の枝が幾つも交錯しているのではっきり見定めにくいけれど、夫は洋館のヴェランダにいるらしい。