谷崎潤一郎 『蓼喰う虫』 再び庭で二頭の犬がいがみ合いを始めたらしく、きゃんきゃんと啼いた。 「まあ、又! と美佐子はちょっと舌打ちをして、膝の上でいじくっていた帯地の巻物をだらりと投げると、立って窓際の方へ行った。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア