谷崎潤一郎 『蓼喰う虫』 美佐子は八畳の茶の間へ這入ると、夫のすわる座布団の上へ客を請じて、自分は紫檀のチャブ台の前にすわりながら、 「お小夜や、トーストを持って来ておくれ」 と、台所の方へ云いつけておいて、うしろの桑の茶箪笥をあけた。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア