谷崎潤一郎 『蓼喰う虫』 要はこの注の附いている「バグダッドの三人の貴婦人と門番の話」と云うのを直ぐ読みかけたが、ものの五六行も進んだ時分に茶の間の方から足音が聞えて、そこへ高夏が這入って来た。 「君、アラビアン・ナイトは後にしないか」 「どうしたんだい? 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア