谷崎潤一郎 『蓼喰う虫』 その眼瞼からはぽたりと嬉し涙が落ちた。 ほんとうにそれは何年ぶりかで心の底からわだかまりが取れ、始めてほっと天日を仰いだと云う風であった。 妻のよろこびを知った夫も同じように胸のつかえが下った気がした。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア