晴れ渡った海はじーっと視つめると瞳の前が黒ずんで来るほど真っ青に和いで、船の煙さえ動かないような感じであるが、それでも時たまそよ風を運んで来るらしく、障子の破れが紙鳶の呻りのように鳴って、膝の上のビラがかすかにあおられる。
内務省免許 淡路源之丞大芝居
洲本町物部常盤橋詰
晴れ渡った海はじーっと視つめると瞳の前が黒ずんで来るほど真っ青に和いで、船の煙さえ動かないような感じであるが、それでも時たまそよ風を運んで来るらしく、障子の破れが紙鳶の呻りのように鳴って、膝の上のビラがかすかにあおられる。
内務省免許 淡路源之丞大芝居
洲本町物部常盤橋詰