谷崎潤一郎 『蓼喰う虫』 ―――ほれ、『宿屋』の次が大井川の川留めで、あれから深雪が川を渡って、駒沢のあとを追いながら東海道を下るんだよ」 「道行きの相手はいないんですか」 「いや、それがほら、川留めの所へ国もとから駈け付けて来る何助とか云う若党があったね、―――」 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア