昔はそこに三十六座もあったくらいで、俗にその村を人形村と呼んでいる。
いつの時代のことであったか、都を落ちて来てこの村に居を構えた公卿が、有りのすさびに傀儡を作りそれを動かしたのが始めで、有名な淡路源之丞と云うのはその公卿の子孫であるそうな。
その一家は今日でも村の旧家として通り、立派な邸に住んでいて、この島だけでなく、四国路や中国路まで興行に出かけるのであるが、しかし座を持っているのは源之丞の一族ばかりではない。
昔はそこに三十六座もあったくらいで、俗にその村を人形村と呼んでいる。
いつの時代のことであったか、都を落ちて来てこの村に居を構えた公卿が、有りのすさびに傀儡を作りそれを動かしたのが始めで、有名な淡路源之丞と云うのはその公卿の子孫であるそうな。
その一家は今日でも村の旧家として通り、立派な邸に住んでいて、この島だけでなく、四国路や中国路まで興行に出かけるのであるが、しかし座を持っているのは源之丞の一族ばかりではない。