谷崎潤一郎 『蓼喰う虫』 「別に意見は云って来ないのか」 「ええ、………それからあの、………」 美佐子は縁側に坐布団を敷いて一方の手で足の小指の股を割りながら、煙草を持った方を延ばして皐月の咲いている庭の面へ灰を落した。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア