「使てます、一向に色は白うなれしまへんどすけど」
二本目の銚子を半分ほどにして、あとはあっさり茶漬にしてから、食後に枇杷を運んで来たお久は、玄関の方で電話のベルが鳴るのを聞くと、剥きかけた実をギヤマンの皿の上へ置いて立ったが、
「へえ、………へえ、………よろしおす、そない申しときます。
「使てます、一向に色は白うなれしまへんどすけど」
二本目の銚子を半分ほどにして、あとはあっさり茶漬にしてから、食後に枇杷を運んで来たお久は、玄関の方で電話のベルが鳴るのを聞くと、剥きかけた実をギヤマンの皿の上へ置いて立ったが、
「へえ、………へえ、………よろしおす、そない申しときます。