そのながれはいま見えないけれどもむこうぎしの男山八幡のこんもりした峰があいだに大河をさしはさんでいるようでもなくつい眉の上へ落ちかかるように迫っている。
わたしは眼をあげてその石清水の山かげを仰ぎ、それとさしむかいに神社の北の方にそびえている天王山のいただきをのぞんだ。
かいどうを歩いているときは気が付かなかったが此処へ来てから四方をながめると、わたしは今南北の山が屏風のように空をかぎっている谷あいの鍋の底のような地点に立っている。
そのながれはいま見えないけれどもむこうぎしの男山八幡のこんもりした峰があいだに大河をさしはさんでいるようでもなくつい眉の上へ落ちかかるように迫っている。
わたしは眼をあげてその石清水の山かげを仰ぎ、それとさしむかいに神社の北の方にそびえている天王山のいただきをのぞんだ。
かいどうを歩いているときは気が付かなかったが此処へ来てから四方をながめると、わたしは今南北の山が屏風のように空をかぎっている谷あいの鍋の底のような地点に立っている。