そして院が上達部や殿上人と御一緒に水飯を召しあがったという釣殿はどのへんにあったのだろうと右の方の岸を見わたすとそのあたりはいちめんに鬱蒼とした森が生いしげりそれがずうっと神社のうしろの方までつづいているのでその森のある広い面積のぜんたいが離宮の遺趾であることが明かに指摘できるのであった。
のみならずここからは淀の大川も見えていて水無瀬川の末がそれに合流しているのが分る。
たちまちわたしには離宮の占めていた形勝の地位がはっきりして来た。
そして院が上達部や殿上人と御一緒に水飯を召しあがったという釣殿はどのへんにあったのだろうと右の方の岸を見わたすとそのあたりはいちめんに鬱蒼とした森が生いしげりそれがずうっと神社のうしろの方までつづいているのでその森のある広い面積のぜんたいが離宮の遺趾であることが明かに指摘できるのであった。
のみならずここからは淀の大川も見えていて水無瀬川の末がそれに合流しているのが分る。
たちまちわたしには離宮の占めていた形勝の地位がはっきりして来た。