むかしの『澱川両岸一覧』という絵本に、これより少し上流に狐の渡しという渡船場があったことを記して渡の長サ百十間と書いているからここはそれよりもっと川幅がひろいかも知れない。
そして今いう洲は川のまん中にあるのではなくずっとこちら岸に近いところにある。
河原の砂利に腰をおろして待っているとはるかな向うぎしに灯のちらちらしている橋本の町から船がその洲へ漕ぎ寄せる、と、客は船を乗り捨てて、洲を横ぎって、こちら側の船の着いている汀まで歩いて来る。
むかしの『澱川両岸一覧』という絵本に、これより少し上流に狐の渡しという渡船場があったことを記して渡の長サ百十間と書いているからここはそれよりもっと川幅がひろいかも知れない。
そして今いう洲は川のまん中にあるのではなくずっとこちら岸に近いところにある。
河原の砂利に腰をおろして待っているとはるかな向うぎしに灯のちらちらしている橋本の町から船がその洲へ漕ぎ寄せる、と、客は船を乗り捨てて、洲を横ぎって、こちら側の船の着いている汀まで歩いて来る。