ガータロと云うのはあれは河童のことなんです。
ぜんたい私共の村は高野山の南三里ばかりの山奥にあって、私の字は一方が山で一方が谷になったゆるやかな傾斜面のところどころに家がチラホラ建っている。
丑次郎の家というのも山と山の間にある淋しい一軒家なんでして、前に三四枚の段々畑があって、その先が今云ったガータロのいる淵なんです。
ガータロと云うのはあれは河童のことなんです。
ぜんたい私共の村は高野山の南三里ばかりの山奥にあって、私の字は一方が山で一方が谷になったゆるやかな傾斜面のところどころに家がチラホラ建っている。
丑次郎の家というのも山と山の間にある淋しい一軒家なんでして、前に三四枚の段々畑があって、その先が今云ったガータロのいる淵なんです。