「小幡助六郎殿ならば、武勇の誉の高いお方、そのくらいなことはあるでござりましょう」
と、乳母は感動して、ほんとうの忠義と云うものはこう云う時に分るのであると云ってから、
「お姫さまとわたくしとが此処を通り合わせましたのも何かの縁、せめて遺骸を拝ませて貰って、餘所ながら供養をして上げとう存じますが、それも叶わぬのが口惜しゅうござります」
「小幡助六郎殿ならば、武勇の誉の高いお方、そのくらいなことはあるでござりましょう」
と、乳母は感動して、ほんとうの忠義と云うものはこう云う時に分るのであると云ってから、
「お姫さまとわたくしとが此処を通り合わせましたのも何かの縁、せめて遺骸を拝ませて貰って、餘所ながら供養をして上げとう存じますが、それも叶わぬのが口惜しゅうござります」