谷崎潤一郎 『聞書抄』 ついうっかりと、こんな場所で「お父様」と云う語を口走ってしまった軽はずみに、娘ははっとしたが、それより早く乳母が、 「しっ」 と云って、娘を体ごと自分の前へ引き着けながら、口で叱る代りに笠の中から睨んで見せた。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア