長らへてありふる程を浮世ぞと
思へば残る言の葉もなし
二番には小上﨟の御方御妻御前、十六歳、三番には中納言の局御亀御前、三十三歳、四番にはおわこの前、十八歳、五番お辰の前、六番おちゃの前、七番おさこの前、―――三十二番にお三、三十三番に津保見、三十四番に於知母と云うのを最後にして、そのうち三十人までは辞世の和歌を書き遺して斬られる。
長らへてありふる程を浮世ぞと
思へば残る言の葉もなし
二番には小上﨟の御方御妻御前、十六歳、三番には中納言の局御亀御前、三十三歳、四番にはおわこの前、十八歳、五番お辰の前、六番おちゃの前、七番おさこの前、―――三十二番にお三、三十三番に津保見、三十四番に於知母と云うのを最後にして、そのうち三十人までは辞世の和歌を書き遺して斬られる。