瑠璃光丸は、そんな愚かな質問をして、年上の友に笑われはせぬかと危ぶむように、恐る/\云った。
「だが、あの美しい水の底には恐ろしい龍神が棲んで居るし、湖の縁にある三上山と云うところには、その龍よりももっと大きい蜈蚣が棲んで居る事を、そなたは多分知らないのだろう。
山の上から眺めると浮世はきれいに見えるけれども、降りて行ったら其れこそ油断のならぬ土地だと上人が仰っしゃったのは、きっとほんとうに違いない。
瑠璃光丸は、そんな愚かな質問をして、年上の友に笑われはせぬかと危ぶむように、恐る/\云った。
「だが、あの美しい水の底には恐ろしい龍神が棲んで居るし、湖の縁にある三上山と云うところには、その龍よりももっと大きい蜈蚣が棲んで居る事を、そなたは多分知らないのだろう。
山の上から眺めると浮世はきれいに見えるけれども、降りて行ったら其れこそ油断のならぬ土地だと上人が仰っしゃったのは、きっとほんとうに違いない。