谷崎潤一郎 『二人の稚児』 そう云いながら、瑠璃光丸は畳へひれ伏してくやし泣きに身を悶えた。 自分が兄とも頼んで居た千手丸は、今ごろ何処をうろついて居るだろう。 いかなる野末の草に寝ね、露に濡れて居るだろう。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア