谷崎潤一郎 『二人の稚児』 此の文を持って居ると却って心の迷いになる、どうぞ此れも、ついでに持って帰っておくれ。 男が不思議そうに眼をしばだゝいて、何事をか云おうとして居る隙に、急いで瑠璃光は文殻を地に投げ捨てゝ、後をも見ずに宿房の方へ姿を消した。 かくて其の年の冬になった。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア