谷崎潤一郎 『二人の稚児』 と、上人は瑠璃光に云った。 だが、一旦舊友の消息に依って、掻き乱されそうになった彼の心は、一時の情熱で無理に抑えては居たものゝ、決して長く平静を保っては居なかった。 彼の胸にも、だん/\煩悩が曙の光を放ち始めた。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア